安全帯フック(コネクター)の位置

ある建築現場での足場解体作業中の写真です。 
ロープアクセスとは直接関係無いとも思えますが
原点は同じなので取上げてみました。
b0001143_10255.jpg

安全帯(命綱)を掛けてはいますが
このコネクター(フック)は自己の腰より高い位置に掛けるのが鉄則です。
 (ロープアクセスIRATA仕様の場合は胸より高い位置)

このように作業床に這わせた親綱に掛けると墜落距離が長くなり
墜落時の衝撃荷重が約600㎏にもなると言われています。
親綱として使用されている、この16ミリの三つ打ちロープは
4トン以上(新品時の破断強度)の強度がありますし
命綱となるランヤードも強度的には十分ではありますが
これだけの衝撃荷重ともなると伸び率の低いロープですから人間が壊れます。

本来なら足場の架払い時は、親綱支柱を使用し腰より高い位置に
親綱を張らなければいけません。  (親綱支柱の高さは通常1メートル)
また、安全意識の高いとび業者は上層階より垂らした
垂直親綱とロリップ(ロープクランプの一種)を使用し墜落防止を図ります。

さらに言うとすればこのような作業の場合には
アブソーバー(衝撃緩和装置)付きのランヤードを使用するべきでしょう。
縫目が解けて衝撃を緩和する単純な仕組みのものですが
その効果はビックリするほど感心させられます。
脊髄や内臓にダメージを受けるまでに至らず
スネを打って涙がチョチョギレる程度ですみますからネ。

義務付けられてるからやってるだけなのか? 
問題無しとの判断なのか解りませんが、万一の時には前記の事項が指摘されます。

安全とは直接命に関わることですから
なぜ、そうしなきゃいけないのか認識しておく事が重要ですし
他所の仕事を見て科学的に研究することも必要な事です。
by takumino-prince | 2009-12-27 02:22 | ロープアクセスワーク | Trackback | Comments(0)
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