建築とコンプライアンス
あまり気乗りしなかったのだが、成行き上そうなった。
セルフビルドで作ったと言うその建物いや工作物はお粗末としか言い様の無い代物・・・
自分が生活するだけなら何も心配する必要はないのだが、第三者が来るのである!
普段は大丈夫そうでも使用するのには、万一の地震時に危険であることを伝えたが
帰ってきた返事は『そん時は知らんよ~!』であった。
たまにこんな方もおられまして、当然それ以上の関わりは絶つしかありませんわねェ。
さて、広島市内のとある建物の写真です。
バリケードに立入禁止の文字 業界では有名でしてネ。
竣工間近に構造上の安全性が問題になり建築確認を取消され4年近くこの状態です。
施工者は大手のゼネコンですが、それにしても何をしてたらこんな事になるんでしょうねェ?
先日、コンプライアンス問題で経営を圧迫なんて記事もありましたが
会社がでかくても小さくても、重大な問題を起こせはその企業が存在し続ける
その事自体が非常に困難な状況に陥ります。
我々建築業界の場合は単純に建築基準法だけではなくて労働や交通そして会計など
色々な法律がからみあっていまして、もちろんそこにエネルギーもたくさん使いますが
どんな小さな事でも一つ一つ真剣に取組むべき時代になったんでしょうね。
たとえば防塵マスクだの保護メガネだとか、ちょっとだからまァ良いか~じゃなくってね。
『まじめ』 前進するためのこれからのキーワードとも思えます。