外壁タイル20年間の義務

これはタイルの浮き(剥離)が進行したもので“ふくれ”と呼びかなり危険な状態です。
当然、この後でふくれ部は撤去しましたが・・・
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ここだけの話ですがこの建物の外壁タイルの調査を行うと全体の45%が浮きの状態でした。
これは尋常ではない数値ですし検証の結果から施工不良との判断をさせていただきました。
もちろん、中立の立場でです。

外壁タイルの剥落防止は建物の規模用途を問わず法的に義務がありますので
建物管理者の負担は補修費用も考えればかなり重いのですが
これまで建物完成後、瑕疵担保責任10年だったのが
民法不法行為の時効をあてた最高裁判決が出て以降現在は
設計者施工者は20年間タイル剥落による危険の回避義務を負う認識に変わっています。

正直なところまだこの認識は建設業界の中でも知らない人が多いのですが
だからと言ってタイルの浮きがすべて施工不良では無く
それはほんの一部で経年劣化もあれば地震などの揺れの応力によるものも在ります。
それでも浮かないタイルの施工を目指して技術が進歩しているのも事実です。

ただ、失われた20年間と呼ばれるコスト優先だった建設業界にそのツケが回ってこない事を祈ります。
by takumino-prince | 2015-02-21 19:13 | ロープアクセスワーク | Trackback | Comments(2)
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Commented by rain310 at 2015-02-21 20:53
なるほど…
お勉強になりました。。。
Commented by takumino-prince at 2015-02-22 11:21
rain310さん
崩落危険回避は設計者・施工者・建物オーナーおよび管理者皆で前向きに取り組まなければいけませんね。