カテゴリ:リペア・リカバリー( 28 )

これは補修の中でも最終手段で行う方法です。

工事中に何らかの事故でキズが付き
どうしても一部だけを張り替える必要がある場合
表面の数ミリだけルーターで削り落とし張り替える事があります。

マンションなどの直貼りフローリングは材料の性質上
比較的簡単に一部だけの張り替えが可能ですが
一般的にカラーフロアーと呼ばれる複合フローリングは
最近の工法ではそれはまず無理なので、この方法で張り替える事になります。

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最近のフローリングは硬いので削るのも大変です。
おまけに粉塵もすごいしシビアな調整も必要なので
本音を言うとかなりシビレる作業です。

実は、つい最近まではロングテールな手段と位置づけていたのですが
何故か最近この仕事が続いています。
共通する理由もあるにはあるのですが、時代の流れなのかも知れませんね。
ここ最近、基材にパーティクルボードを使った製品の修理がいくつか重なりました。

木は基本的に水に弱い物ですが
建材や家具に多く使用されているパーティクルボードは
それなりのグレードの物を使えば別でしょうけど、ホントに水に弱く
わずか一日で故障が表面に出て来る事も多々あります!

廃材利用の製品なのでエコですしなんてったって安価な、長所もたくさんある建材です。

が、水気のある所に使うと長持ちしません。
というか、木材・木質系建材どれも水気のある所に使えば長持ちしませんが
パーティクルボードは水気があると特に劣化の進行が速い木質系建材です。

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この写真は、流し台扉の下端で、築後数年でこの状態です。
調理や洗い物時の滴が扉を垂れてそれを基材が吸い上げ膨張してこの状態に至ったものと思われます。
まァ、お陰様で60所帯あまりある賃貸マンションの流し台扉を全て
塩ビシートラッピングでリメイクするお仕事をいただけたのではありますが…

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基材がまだシャンとしていればリメイクの手段はいくらでもあり
塩ビシートを貼るのは一つの手段ですが
ただ水気と縁を切れる様にしなければ意味ありませんので
シートラッピングは高い効果が得られる方法だと考えられます。
犬がかじった木製ドア枠・猫が爪を研いだ和室の柱
家の中でペットを離し飼いするとあちこち痛みます。
ひどい所はわずか2~3年でフローリングがグスグスに腐食しています。

1年に同じお宅の同じ箇所を3回直しに行ったこともあります。
本来ならばお得意様と呼ばせていただくべきでしょうが… (笑)


僕は犬好きですし好きでやってる仕事ですが
こういった仕事はちょーっとねー矛盾も感じますねぇ。
犬は外で飼うもんだと、古い考え方の持ち主なもんですし
犬の性格は飼い主をそのまま鏡に写す様なものとも思ってますからね。


これはある賃貸マンションの一室で、退去後のサッシの修繕before・afterです。
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新品に入れ替えたのではなくて、リペアです。

サッシの無数の傷はペットが直接の原因かどうか解りませんが
室内のCFシートの酷い痛みはペットが原因です!
勝手な推測ですが、たぶん敷金だけじゃ足りないでしょうねぇ。


家の中でペットを飼うなとまでは言わないが、それなりの意識と設備が必要なんです!




                         ちょっとお題からズレちゃいましたが…
ボロボロになった和室の敷居や木建具枠の修理依頼がよく来ます。

部位の交換で直すのではなく単板貼りやシートラッピングまたは塗装等で新品の様にリメイクします。

主に賃貸マンションの入退去時の修繕ですが
ほんま不思議なくらいにボロボロになってんの!

たぶん、掃除機とかそのまんま敷居の上を引きずってんでしょうねぇ。
築5~6年でこんなんなるかってくらいに傷んでるんですねー

そんな人に限って、普通に生活してたらこうなりましたって言うそうでして
それが現代の教育なんだからしょうがない?

それで入居者の落ち度か自然消耗かと揉めてる話もいっぱいあるそうですが
消費者契約法とかで大家さんもナカナカ弱い立場だとも聞きます。

借家業って元々儲かる商売じゃないのに最近はモンスターと称される入居者も多いようですし
大家さんも大変です。

 
参考までに
近時の判例の動向について
    『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(改訂版)』

VE(バリューエンジニアリング)と呼ばれる手法があり
建築という仕事の面白味の一つだとも思っています。

実行されたVEがすべて百点満点かと言うとそうでは無く
ある意味挑戦的要素もありますので多少のモレやヌケが発生する事もありまして
そのリカバーもまた創意工夫ありで面白いと言うかやりがいを感じる仕事です。
現場責任者にしてみると予算外の仕事なので面白く無いとは思いますが・・・ (笑)

今回はそのVEのリカバーでメタリック塗装しています。
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急遽塗装することになったアルミL型見切り80本
塗装工場へ放り込もうとしたのですが納期が合わず、うちの秘密基地が特設塗装工場に・・・

塗料の乗りにくいアルミ材だからエポキシ系の下塗りをして仕上げのクリアーまで塗り重ねは5回
指触乾燥3~4分の塗料を使っても80本もあれば結構な作業量がありますし
スプレーガンの運びの構えってのは見た目以上の全身運動です。
     (イメージはスロースクワットや太極拳に似た体の動き・・・)

久々にやったら体中が筋肉痛でね、面白いもんでついつい無理を・・・ (笑)
竣工し引き渡し間近の現場で手直工事や調整作業が行われており
建物が完成したとは云え、毎日数十人の作業員が動いています。

この時期はとくに仕上げ面に汚損が増えるので
作業員達に、どう意識・自覚させるか重要なポイントになり
現場監督も事あるごとに注意を促します。

歯科医がいくら歯磨き指導をしても虫歯患者が無くならないのと同じですが
リカバリーの我々も汚損防止に何がしらの行動は必要だと考えています。
  まァ、元請に対しての点数稼ぎも無いこたァ~無いです… (笑)

そこで今回は汚損防止のポイントをポスターにして、現場のエントランスに掲示してみました。
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自分自身、決して絵心がある人間だとは思っていませんけど書いてみりゃ何とかなるもんです…

そして文字を並べただけの注意書きに比べて
出入りする作業員達も少しは見てくれている様で嬉しいですネ!

リスクだらけのこの建築業界が少しでも明るくなればと期待を込めてみました。
終盤の現場では建材補修業務の一環として検査代行の依頼を受ける事があります。
不具合や汚損の有無を細かく検査する業務ですが、悪く言えばアラ探しです。

その気になって探してはいますが、キズの多さに呆れる事もよくあります。

キズの付き方や部位でなぜそうなったのか、おおよそ見当は付きますし
その殆どが無頓着が原因とされておりその通りだとも思います。


昔は親方が厳しくてぶん殴られてもそれが当たり前でしょ!
でもそれで一人前と呼ばれるまでに“意識”が鍛えられていたんですね。
今は世の中優しいですから、逆に自覚に欠け無頓着な人が増えたのかも知れません。



世の中二極化が進むと言われていますが、根本はその意識レベルの差なのかも知れませんネ!
一昨日は山陰へ、昨日は四国へ日帰りで遠征に行っていました。
どちらも建材補修(リペア)の仕事で行って来たのですが
最近はこのリペア業界でもディスカウント業者が多く出てきまして
来る依頼は難易度の高い案件が主になりました。
まァ、難しい仕事の方がやりがいはありますがね。



さて、作業は半日ほどで終わったのですが一旦帰るとなれは明るいうちにと考えます。
近道になる峠道をピュンピュンハイペースで走ってたら酔ってしまって・・・
         まだ、一晩寝れば疲れは取れますヨ!(笑)

スタッドレスタイヤが減ったので履き潰そうとそのまま装着していました。
路面が乾いていればそこそこ突っ込みは効くもののタイヤが柔らかいからか
運転している自分がフラフラになってしまって、ダメだねこりゃ!

まだ山が残ってるから勿体ないと考えてしまうのですが
チンタラ走る街乗りなら大丈夫かも知れませんが遠征には不向きの様です。
雨天の急ブレーキもリスクは高いですしね。
スポーツタイヤまではいらないと思いますがそこそこのタイヤが要りそうですネ。



さてさて、またリペア業界の話に戻りますが
物件の多い都市部は別として、地方は稼働率がかなり落ち込んでいます。
簡単に始められるから技量不足のCクラスの人が増えすぎたのも理由です。
仕事欲しさにダンピング、そして一般に使ってはいけない禁じ手でやっつけ仕事!
本来の建材補修の持つ意義(価値・重要差)が薄れています。

リペア業界だけではありませんが
各々の仕事の価値が解らない人が仕事していると
隣接業種の作業員や元方もその仕事の価値は軽いものとしか受け取れないのです。
最近はキズ補修の仕事もめっきり少なくなりました。

工事の時にみんなが気を付けるようになったから!
なんて訳でも無い様ですがね…
まァ、うちは“直す”の仕事を全般的に広くやらせてもらっているので
まぁまぁ何とかなっています。感謝です。

さて、竣工して間の無いとある建物で
エレベーターのドアに傷を付けてしまったとの事で行って来ました。
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塗装製品の補修はそのプロセスが解っていればそんなに難しい物ではありません。
とは言っても、当然それなりの道具とスキルは必要ですヨ。 

    注) 『簡単ですよ!』なんて言ってたら、中途半端な人が中途半端な知識でやって
       もうどうにもこうにも手の付けられない状態にしてしまうもんだから
      『あまり簡単って書くな!』ってお叱りのご意見もいただきましたので…
       経験のない人は仕事欲しさにあまり無茶しないでくださいネ。



さて、この施設ですが中にレストランがありまして
昼食時にワンコインバイキングをやってました。
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500円のバイキングですから、そりゃもう行列です。

食べ放題ってなると…  やっぱ、ついつい食べ過ぎてしまいました! (汗)
まァ、何とかなるだろうと仕事欲しさに二つ返事で受けてきた仕事です。 (笑)

既存の間知ブロックはすでに廃盤となっている化粧製品で
それに新しく継ぎ足したごく普通のコンクリート割肌の製品部分の
これをペイントで何とかせよが今回のミッション・・・

大森に言えば何とかするんじゃないかとの事で、声を掛けていただきまして・・・

ちなみにペイントアーティストに擬岩を書かせると10万円/㎡~ですが
彼らでも本物の横に並べて描くことはしないそうです。

と、言い訳をして・・・



百点満点とはいきませんが一応合格!

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