カテゴリ:ロープアクセスワーク( 82 )

おおよそ2ヶ月かかりましたが、無事工事を完結させ帰還しました。

       2ヶ月も遠征しとりますと~
       干し忘れた洗濯物が洗濯機の中で完全に乾いてて
       冷蔵庫の中で牛乳がチーズになってるし…

       ウソですヨー! (笑)
       合間にちょくちょく帰ってますから。

長い様で、終わってしまえばあっと言う間だった気もします。
目標に向かって動いてたのが終わってしまうと
『あれ? 俺、どこに行けばいいの?』 少しそんな感覚にもなります。

今回は特に人に恵まれたと思います。
お陰様で工事もほぼ計画通りに進める事が出来ましたし
発注者の施主さんには喜んでいただき
元請となるゼネコンさんからも褒めていただきました。
いくつか課題もあったので百点満点ではありませんが上出来だと考えています。

『一つの仕事が達成されるか否かは、それぞれの持ち場の人が
 責任を自覚しているか否かにかかっている。』
松下幸之助氏の言葉ですが
当たり前で簡単な様でそれが少しズレている、往々にある事です。

その自覚は仕事の自信そして誇りから来るものなんでしょうね。
ブーたれるヤツは一人もいません、一緒に仕事してて楽しかったですヨ!

みんなありがとうな! また一緒に仕事しようや!
現在進行中の工事を少しだけ公開します。

板金加工物取付
b0001143_2326799.jpg


落下防護シート張り
b0001143_23265476.jpg


おおよそ20mほどの高さでの作業です。
ロープアクセスでの高所作業
ゼネコンさんで少しずつですが採用してもらえるようになりました。

とてもデンジャラスな作業手段に見えるのですが
技術的な事や概念をお話しさせていただき実際に見てもらい
そうした中で不安感をちょっとずつ取り除けているようです。
もっと実績を積上げ、建設業界そしてロープアクセス業界の両方の
進化・発展に貢献できると良いと考えています。

実は、色々な建設会社さんからお問い合わせがあるのですが
単純にコストだけに関心をお持ちのところは
実際に仕事として繋がった事がありません。

『安いですよ!』 決してそれが売りでは無いのです。
もちろんコストはとても大切な原則の一つですが
手段として我々が必要とされる時に
要求される品質や安全に答えられる体制を整える事が必要だと考えてます。
小さな課題はいくつかあるものの
大きな問題点はちょっとした工夫で解決した。
シートは軽く柔軟な素材だが大きくなると扱い難くなる。
オンロープとなるとそれはそれは実に厄介…

考えるだけじゃダメだ、トライしよう!
結果オーライだった。工程に乗れる!
23年7月某日 ある大手建設会社の方からの電話。

その内容は、築20年ほどの工場の屋根裏
折板屋根下の断熱材の被覆ビニールが劣化しパラパラと落ちている。
製品混入の可能性があるのでその断熱材下にシートを張りたい。
工場の稼働を止める事は出来ないので足場組は無理である。
3千㎡余りの面積をロープアクセス高所作業で施工は可能だろうか?


少しずつ注目されはじめたもののロープアクセス高所作業は
建築系の作業手段としては、まだほとんど認知されていないために
工事の実施に至るには少し時間が掛かりましたが先日より工事に着手しました。

        ーーーBGMに中島みゆきの『地上の星』が流れてる気がします。ーーー
作業開始から数日
前例の無い工事だけに、何が出て来るかと思いはあったものの
やはり、壁にぶち当たる・・・
難工事になりそうだ・・・

だが、きっと道はあるはずだ!
俺達はへなちょこじゃねェぞ!

                          つづく

more
建物の減築に伴う焼却炉煙突の解体です。

ゼネコンさんからの依頼ですが、難易度はそれほどでも無いと
簡単に引き受けはしたもののダイオキシンの問題が浮上…
その調整でずいぶん工期が伸びましたが、任務は無事完結出来ました。
b0001143_21142859.jpg

ダイオキシンは健康に影響のある物質であることから法で規制されており
焼却炉の煙突を解体するには監督署や保健所との届出・調整が必要との事で
解体中にダイオキシンが飛散しないようにビニールで何重にも養生をします。
とくに切り離し部分の養生の難易度は高かった!

まさか煙突の解体でダイオキシンなんて繋がりませんからねェ。
正直、聞かなきゃよかったかなと…
何重にも養生をして、グレードの高い防塵マスクをしてても
吸っちゃった様な気がします… (笑)
先日、知人の土木技術者からの要請で橋梁調査に出掛けた時の一コマです。
b0001143_22414345.jpg


調査は近接調査が基本となりますので、この様な調査は
一般的には橋梁点検車を使用することが多いのですが
それらや足場組の難しい時に我々に出動要請が掛かります。

ロープアクセス高所作業だと機動性・コストパフォーマンス共に
二重マルなのですが、まだまだ認知度がひくいように思います。
これからですネ!

さて、この橋梁等の土木そして建築もそうですが高度成長期に作られた
建造物が更新の時期を向かえ、これからの20~30年がピークになる
と考えられます。
とくに橋梁・トンネル等のインフラの更新は財政難に苦しむ自治体に
重く伸し掛かる状況にあるとも言われています。
深刻な社会問題に発展しないことを祈ります。
ほんまはロープアクセスで“これ見よがし”にやろうかとも思ったんですヨ!
写真もズームアップすりゃこんなに低い所には見えないですからネ。 (笑)
b0001143_2321232.jpg

ここをロープアクセスでやれば、ほんまこれ見よがしの写真撮れると思います。
が、今回は主に施工の品質面で高所作業車を採用しました。

もともとロープアクセスやってるから、そこからの発展で受注した仕事でして
ジャジャ~ン、12M高所作業車で登場でございます!
離島などの特殊な地域でなければ、このクラスの高所作業車リース代は安いのですが
20Mクラスになるといきなりリース代は高価になります。
最近は50Mクラスがありますが、いったいリース代はどれくらいするんでしょうねェ?
それよりか、必要に迫られてもそんなん乗りたくないなァ~ (笑)

30M級まで運転したことありますが、このクラスになるとすっごい揺れます!
ハッキリ言って、ロープにぶら下がっている時よりずっと怖いです・・・

ちなみに運転資格は10Mを超えると高所作業車の技能講習が必要です。
道路を走る時は12Mクラスは中型免許が必要です。


近々、あるビルの外壁タイルの補修に行きます。
地上高40Mぐらいの所でこれはオンロープでの作業です。
これらの作業手段の選択は俺がロープアクセスやってるから
じゃぁロープで…
そうでは無くて、どの作業手段にも長所短所があります。
その現場の環境や物理的なもの、そして品質・コスト・安全・工期の4大原則
それらを照らし合わせるとその現場の最良の方法があります。

どんな仕事もそうですが、なぜそうするのか明確な裏付けが仕事に対する誇りを支えます。
ロープアクセスワークとゼネコン
このキーワードに関わるどちらかと言うと良くないエピソードは沢山ありまして
フルボディハーネスの上からさらに一般的な安全帯を着用させられたとか
ちょっと調子に乗って現場退場処分、結果ならず者的イメージを持たれたりとか
どんなシチュエーションだったんでしょうねェ?
考えてたら笑えるやらため息出るやら・・

お互いに認識やツールの違う世界なのですが、安全・品質・工期・コストの
四原則に照らし合わせ最善と判断されればゼネコンでも採用される技術だと思います。
発注者に喜んでもらえる仕事を納めたい思いは同じです。


さて、ある新築中のSRC造15階建て施設ビル エレベーターシャフト内での作業風景です。
           上から見下ろした様子です。
b0001143_2374217.jpg

建築中のエレベーターシャフトは各階に仮設の作業床が設けられます。
作業性と安全性の理由で設けられますが、エレベーターの設置工事が始まると
当然その作業床はすべて撤去します。

通常は上の階から順番に、解体した資材はシャフトから各フロアーに出され
仮設のエレベーターなどで搬出されるので、難易度の高い作業ではないのですが
この作業所では諸事情により、エレベーターシャフト内で解体資材を降ろす必要があり
今回、我々のロープアクセスの技術が採用されることになりました。

写真では解りにくいのですが、一人に二本のロープを使用し安全確保をしています。
  (手に持っているロープは資材を吊り降ろしているロープです。)
一本はワークポジショニング、作業姿勢を安定させるメインロープです。
もう一本はバックアップロープになります。
通常は一本の垂直親綱にロリップ等で墜落防止措置となるのが一般的だと思いますが
開口端部で身を乗り出す様な作業の場合は垂直面と同じ装備で二本のロープを使用します。


作業は計画通りに汚損等のトラブルも無く完了しましたので
そこそこの評価もいただけたとは思います。
ただ、このロープアクセスはあくまでもロングテールな技術なので
新築の現場ではこうして作業計画に組み込まれるのは希だと思いますが
少しづつでも広く認識が深まる事を期待したいと思います。

また、節度を持って運用できるロープアクセス技術者が今後増える事も期待したいですね。
広島ビッグアーチ
     日本プロサッカーリーグ サンフレッチェ広島F. Cのホームスタジアムです。

b0001143_2385867.jpg


今日も補助競技場の方では、サンフレッチェ広島の公開練習をしていました。




さて、本日はイモト風に登場です。
  『それでは皆さん、私はどこに居るでしょーか?』






『こッこで~す!』
b0001143_23123936.jpg


極太まゆげのメイクをして来ましたが、ここからじゃ見えませんねェ~
                                 冗談ですヨ! (笑)


b0001143_0403039.jpg



電光掲示板時計のクリーニングと塗装をしました。
時々、この様な屋外の高い所に設置してある大時計メンテナンスの依頼が来ます。

この広島広域公園の平日はとてものどかで時間もゆっくりと流れている様な気がします。
緑に囲まれたこんな所での仕事なら毎日でも良いかな~




ところで、この電光掲示板は屋根の上に支点となる物が無かったため
今回のロープはこの電光掲示板の裏に降ろして手すりに支点を取りました。
もちろん屋根上での左右へのズレ止めの細工はしてあります。

ただ、手すりと言うものは上からや横からの荷重には強く出来ていますが
引き抜きの荷重は想定されていません。

たぶん大丈夫だとは思いますがね。  (俺が作ったんじゃーねェーし!)
最悪のケースだと、穴に手すりの足元を差して
モルタルで表面だけ埋めてあるなんて事も考えられます。

この施設の作られた時代や環境的に考えて、一般的な溶接で止めてあるとは思いますが
今回は念のためポリタンクに水を入れたカウンターウエイトを設置しました。

b0001143_23413152.jpg



我々はこのカウンターウエイトだけで支点にすることはほとんどありませんが
木造住宅の屋根などの比較的軽微な工事で墜落防止の支点が取れない時に使えます。
体重と同じ程度の重さのウエイトで良いので、それを作業場所の反対側地面に置きロープを張り
ロープおよびランヤードのたるみが無い状態で使えば、足を滑らせても墜落には至りません。
    (注:この内容の物理的イメージが思い描けない方は専門職に依頼してください。)