カテゴリ:ロープアクセスワーク( 84 )

この4月よりペツルの産業用ロープアクセス用製品が
一部の山岳スポーツ用品店での販売が開始されました。
ただ、基礎的な製品説明を行うことが出来る販売員のいる店舗だけのようです。

多少聞いてはいたのですがクライミングスポーツ用品のコーナーに
我々の使っている機材が並んでいると少し違和感も覚えますがネ!

入手が簡単になる事により良い面悪い面出て来ますので
賛否色々と出てくるとは思いますが
ロープアクセス技術者が増える事により必然的にマーケットも大きくなるものと
考えれば業界的には前進しているのだと思います。
私は基本的にプラスに考えようと思います。


さて、これからロープアクセスの世界に足を突っ込んでみようと
考えている人に、もしこれが目に止まったなら…
思うほど稼げる仕事ではありませんヨ!
それと、毎日筋肉痛です! (笑)

もし広島近辺でそれでもやってみようと思う方がいたなら
ここのコメントにでも入れてください。
量販店さんよりは情報はあると思いますし
トレーニング施設も持っていますので、お互い切磋琢磨しましょう!
今回の記録を2分足らずにつないでみました。

どうぞ全画面でご覧ください。 また途中からスチルになります。




とある工場、劣化し剥落しはじめた屋根下の断熱材

製品混入のリスクが高まり、その防護シートを張るのが今回のミッションでした。

様々な工法が検討され、結果ロープアクセス高所作業が採用されたのは

ヨーロッパスタンタードIRATAと称する

テクニックとシステムの裏付けがあったからこそです。
おおよそ2ヶ月かかりましたが、無事工事を完結させ帰還しました。

       2ヶ月も遠征しとりますと~
       干し忘れた洗濯物が洗濯機の中で完全に乾いてて
       冷蔵庫の中で牛乳がチーズになってるし…

       ウソですヨー! (笑)
       合間にちょくちょく帰ってますから。

長い様で、終わってしまえばあっと言う間だった気もします。
目標に向かって動いてたのが終わってしまうと
『あれ? 俺、どこに行けばいいの?』 少しそんな感覚にもなります。

今回は特に人に恵まれたと思います。
お陰様で工事もほぼ計画通りに進める事が出来ましたし
発注者の施主さんには喜んでいただき
元請となるゼネコンさんからも褒めていただきました。
いくつか課題もあったので百点満点ではありませんが上出来だと考えています。

『一つの仕事が達成されるか否かは、それぞれの持ち場の人が
 責任を自覚しているか否かにかかっている。』
松下幸之助氏の言葉ですが
当たり前で簡単な様でそれが少しズレている、往々にある事です。

その自覚は仕事の自信そして誇りから来るものなんでしょうね。
ブーたれるヤツは一人もいません、一緒に仕事してて楽しかったですヨ!

みんなありがとうな! また一緒に仕事しようや!
現在進行中の工事を少しだけ公開します。

板金加工物取付
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落下防護シート張り
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おおよそ20mほどの高さでの作業です。
ロープアクセスでの高所作業
ゼネコンさんで少しずつですが採用してもらえるようになりました。

とてもデンジャラスな作業手段に見えるのですが
技術的な事や概念をお話しさせていただき実際に見てもらい
そうした中で不安感をちょっとずつ取り除けているようです。
もっと実績を積上げ、建設業界そしてロープアクセス業界の両方の
進化・発展に貢献できると良いと考えています。

実は、色々な建設会社さんからお問い合わせがあるのですが
単純にコストだけに関心をお持ちのところは
実際に仕事として繋がった事がありません。

『安いですよ!』 決してそれが売りでは無いのです。
もちろんコストはとても大切な原則の一つですが
手段として我々が必要とされる時に
要求される品質や安全に答えられる体制を整える事が必要だと考えてます。
小さな課題はいくつかあるものの
大きな問題点はちょっとした工夫で解決した。
シートは軽く柔軟な素材だが大きくなると扱い難くなる。
オンロープとなるとそれはそれは実に厄介…

考えるだけじゃダメだ、トライしよう!
結果オーライだった。工程に乗れる!
23年7月某日 ある大手建設会社の方からの電話。

その内容は、築20年ほどの工場の屋根裏
折板屋根下の断熱材の被覆ビニールが劣化しパラパラと落ちている。
製品混入の可能性があるのでその断熱材下にシートを張りたい。
工場の稼働を止める事は出来ないので足場組は無理である。
3千㎡余りの面積をロープアクセス高所作業で施工は可能だろうか?


少しずつ注目されはじめたもののロープアクセス高所作業は
建築系の作業手段としては、まだほとんど認知されていないために
工事の実施に至るには少し時間が掛かりましたが先日より工事に着手しました。

        ーーーBGMに中島みゆきの『地上の星』が流れてる気がします。ーーー
作業開始から数日
前例の無い工事だけに、何が出て来るかと思いはあったものの
やはり、壁にぶち当たる・・・
難工事になりそうだ・・・

だが、きっと道はあるはずだ!
俺達はへなちょこじゃねェぞ!

                          つづく

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建物の減築に伴う焼却炉煙突の解体です。

ゼネコンさんからの依頼ですが、難易度はそれほどでも無いと
簡単に引き受けはしたもののダイオキシンの問題が浮上…
その調整でずいぶん工期が伸びましたが、任務は無事完結出来ました。
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ダイオキシンは健康に影響のある物質であることから法で規制されており
焼却炉の煙突を解体するには監督署や保健所との届出・調整が必要との事で
解体中にダイオキシンが飛散しないようにビニールで何重にも養生をします。
とくに切り離し部分の養生の難易度は高かった!

まさか煙突の解体でダイオキシンなんて繋がりませんからねェ。
正直、聞かなきゃよかったかなと…
何重にも養生をして、グレードの高い防塵マスクをしてても
吸っちゃった様な気がします… (笑)
先日、知人の土木技術者からの要請で橋梁調査に出掛けた時の一コマです。
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調査は近接調査が基本となりますので、この様な調査は
一般的には橋梁点検車を使用することが多いのですが
それらや足場組の難しい時に我々に出動要請が掛かります。

ロープアクセス高所作業だと機動性・コストパフォーマンス共に
二重マルなのですが、まだまだ認知度がひくいように思います。
これからですネ!

さて、この橋梁等の土木そして建築もそうですが高度成長期に作られた
建造物が更新の時期を向かえ、これからの20~30年がピークになる
と考えられます。
とくに橋梁・トンネル等のインフラの更新は財政難に苦しむ自治体に
重く伸し掛かる状況にあるとも言われています。
深刻な社会問題に発展しないことを祈ります。
ほんまはロープアクセスで“これ見よがし”にやろうかとも思ったんですヨ!
写真もズームアップすりゃこんなに低い所には見えないですからネ。 (笑)
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ここをロープアクセスでやれば、ほんまこれ見よがしの写真撮れると思います。
が、今回は主に施工の品質面で高所作業車を採用しました。

もともとロープアクセスやってるから、そこからの発展で受注した仕事でして
ジャジャ~ン、12M高所作業車で登場でございます!
離島などの特殊な地域でなければ、このクラスの高所作業車リース代は安いのですが
20Mクラスになるといきなりリース代は高価になります。
最近は50Mクラスがありますが、いったいリース代はどれくらいするんでしょうねェ?
それよりか、必要に迫られてもそんなん乗りたくないなァ~ (笑)

30M級まで運転したことありますが、このクラスになるとすっごい揺れます!
ハッキリ言って、ロープにぶら下がっている時よりずっと怖いです・・・

ちなみに運転資格は10Mを超えると高所作業車の技能講習が必要です。
道路を走る時は12Mクラスは中型免許が必要です。


近々、あるビルの外壁タイルの補修に行きます。
地上高40Mぐらいの所でこれはオンロープでの作業です。
これらの作業手段の選択は俺がロープアクセスやってるから
じゃぁロープで…
そうでは無くて、どの作業手段にも長所短所があります。
その現場の環境や物理的なもの、そして品質・コスト・安全・工期の4大原則
それらを照らし合わせるとその現場の最良の方法があります。

どんな仕事もそうですが、なぜそうするのか明確な裏付けが仕事に対する誇りを支えます。