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これはタイルの浮き(剥離)が進行したもので“ふくれ”と呼びかなり危険な状態です。
当然、この後でふくれ部は撤去しましたが・・・
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ここだけの話ですがこの建物の外壁タイルの調査を行うと全体の45%が浮きの状態でした。
これは尋常ではない数値ですし検証の結果から施工不良との判断をさせていただきました。
もちろん、中立の立場でです。

外壁タイルの剥落防止は建物の規模用途を問わず法的に義務がありますので
建物管理者の負担は補修費用も考えればかなり重いのですが
これまで建物完成後、瑕疵担保責任10年だったのが
民法不法行為の時効をあてた最高裁判決が出て以降現在は
設計者施工者は20年間タイル剥落による危険の回避義務を負う認識に変わっています。

正直なところまだこの認識は建設業界の中でも知らない人が多いのですが
だからと言ってタイルの浮きがすべて施工不良では無く
それはほんの一部で経年劣化もあれば地震などの揺れの応力によるものも在ります。
それでも浮かないタイルの施工を目指して技術が進歩しているのも事実です。

ただ、失われた20年間と呼ばれるコスト優先だった建設業界にそのツケが回ってこない事を祈ります。
看板落下事故がありました。
時折、看板の点検依頼も来ますが
僕の個人的な感覚ですがほとんどの看板は放置状態では?

固定不足や腐食が原因との報道がありますが
僕は金属疲労も要因のひとつではないかと思います。

袖看板は風で揺さぶられますでしょ!
針金でも何度も曲げてたらちぎれるのと一緒です。

カバーされているので点検も少々大変ですがちゃんとした点検は必須ですね!
あまりにも更新をしないと死亡説は出ないでしょうけど
あいつ上手く行って無いんじゃないかと思われてもいけません。
久々に更新です。 (笑)


先日、ご縁がありましてあるマネジメントのセミナーを受講しまして
あっ、それがマネジメントなんだと目からウロコでしたし
やはりそうだったんだなと改めて考えさせられた事もありましたので
その触りを書いてみます。

リカバリーとかソリューションと言えばカッコ良いのですが
それ系の仕事であちこちの現場に行きます。
何でこうなるの? みたいな事を直す仕事なのですが
直接的な原因ではないのですけど仕事が単純に生活の糧を得る場でしかなく
コストが優先されるあまり人間性を欠いた結果だといつも感じさせられています。

たまに道楽者と思われる事もあるんですが
僕は基本的に物を作るのが好きで仕事をやっています。
確かに仕事は大原則で生活の糧を得る場ではありますが
やらされ感・疲弊感・閉塞感が積もると仕事は問題が多く発生します。
世の中、環境の悪い所を建設現場みたいと言いますが
やはりこれからの建築は現場の環境作りがとても大切です。
物理的なものもそうですがマネジメントと呼ばれる環境作りもです。

達成感・充実感を感じられる場を作る事が
安全や品質もちろん経済的にも良い結果を生む事になるのですが
ほんと、建設業界まだまだどころじゃ無くその基本的な部分が全然足りませんね。
もちろんそれは受け身になるのでは無くて自分から! が当然の鉄則なんです。