今週はIRATA国際検定にインストラクターとして参加させていただいています。
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全産業の中で最も安全と国際的に評価されるIRATAのシステムは
事故を限りなくゼロに近づける他では絶対に真似の出来ないリスクアセスメントがあります。

    IRATA国際検定 → http://www.ropeclimbing.jp/
『まてりある s eye』
ある調べ物をしていて見つけたYou Tubeのチャンネルです。

面白いですよー 色々な素材を化学しています。
ちびっこ向けみたいな感じもありますが、逆に解りやすくて僕にはちょうど良いです。 (笑)

どちらかと言えば建築の現場は、その素材の化学に関心が薄いです。
何時もそうやっているからそうやるだけ、みたいなところがありますが
実際にはそうやっちゃいけないんだって事も沢山あるんですね。
まぁ、化学どころか仕事を科学的に考えながらやってんのかも疑問・・・

たとえば、鉄はなぜ錆びるのでしょうか?
ほとんどの塗装屋が酸化と答えると思いますが
実は単純な酸化では無いくて電子的な作用があります。

局部電池現象と言われたりしますが
これを知らないから塗替えをしても、しばらくすればまた錆だらけみたいになります。
工場のブースに持ち込んで塗装する訳では無いので現場の塗装は難しいのですが
それを知っていれば対策が出来ますね。
もちろんコストは上がりますが、ドブに銭捨てさせる様な仕事するよりはマシでしょう。

建物の長寿命化が望まれる時代ですから、もっと科学的な提案も必要ですね。
TVのニュースでクローズアップされるめげた様な成人式での若者たち
ほんの一部だと思うんですけと゛、大丈夫ですか日本の将来は・・・ (笑)

悲観的になる様な話題ばかりもいけないのですが
ある大手建設会社さんでは、首都圏で年間の売上が800億円増加したのに比べ
中四国圏内では今年の仕事が無いそうです・・・

安倍さーん
地方が主役って言ったんだから、もうちょっと頑張ってくださいよー
他所の行った仕事に不信を持たれての相談が時々入ります。

聞けば中には全く異業種の建設業の許可も持た無い業者が仕事欲しさに行ったものも在りまして、よくまァそんな所に頼んだもんだとも思いますが逆によく仕事が取れたもんだと変に感心したりもします。

建築で言えば、プレファブリック化を目指し業種が細分化されて隣接業種の事すら知っているつもりで解って無い人も多い業界です。
あまりこう書くと業界の不信感が高まるのですが、ちゃんとした人はちやんとやってます。

建築(建設)の長寿命化を考えた仕事はホント難しい事がたくさんあります。
単純に三次元的に形を造れば良い訳ではありませんでね、四次元的に経年変化劣化を踏まえた仕事をしないと意味が無いんです。

コスト優先の社会的風潮もありますが、コストを優先させるあまりにドブに銭を捨てさせる様な事になってはいけませんね。

ともかく、建物の管理者・オーナーの方は信用できるプロのブレーンをお持ちになる事です。
建物や構造物を長く健全な状態に維持するためには覚悟が必要です。
とりあえず目先の電卓は置いていただき、スキルとキャリアのある専門家の話を聞く事です。
10数年前に浮き補修工事を施されていた外壁モルタルを、今回ある工事でハツリ落とした後の写真です。
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エポキシ樹脂を注入し、ステンレスビンでピンニングされた痕ですが、建物の修繕を行う私たちにしてみればこの様な状況を目の当たりにすると、とても良い体験になります。

付着していたモルタル層は界面破壊しているのに対して、エポキシ樹脂が注入されている部分は被着体破壊が発生しています。  (コンクリートの内部で破断されています。)

実際にエポキシ樹脂を注入する場合はその注入する内部まで見えませんから、一か所あたりの注入量が仕様で決められています。
あとは注入ポンプのレバーの感覚やらで内部を想像して作業を進めるのですが、ちゃんと引っ付いているか壊して確認するわけにもいかず。
せいぜいサンプリングでほんの一部を引張試験してみるぐらいですから、こうやって実際に大きく剥がしてみるのは貴重な体験であり資料となります。
労働安全衛生規則の一部を改正する省令案にロープ高所作業における危険の防止に係る規定が新設され特別教育が義務化されます。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000088923.html

この中に謳ってありますが、ロープ高所作業とは高さが2メートル以上の作業床を設けることが困難なところで、いわゆるブランコなどの昇降器具(作業箇所の上方にある支持物にロープを緊結してつり下げ、このロープに労働者の身体を保持するための器具(身体保持器具)を取り付けたもので、労働者自らの操作により昇降するもの)によって身体を保持しつつ行う作業です。

この省令案の内容的には、まだ細則が無く概要的な内容のみ(今のところ)ですが大きな進歩だと思います。

また、この省令案の中に現場の事前調査とその記録、そしてその調査に基づいた作業計画の作成とその周知が明記されていますので、発注者も含めて元請業者も施工業者も今後事業主としての責任の所在が明確に問われます。
これまで無法状態であった為、コストが優先され危険な作業環境を強いられていた現場も改善されて来ると思います。

ロープ高所作業は、どれも万一の事態が発生すればその深刻度はとても高いものになります。
ですからその事態の発生頻度はゼロでなければいけません。
今後、このロープ高所の省令が国際標準のISO 22846並みに引き上げられる事を期待しますが、まずの法令順守と共に、企業そして個人の社会的責任の考えが大きく広まる事を願います。
足場の組立て解体又は変更の作業に係る業務に従事する者は特別教育が義務付けされました。
脚立足場等も含まれますので、ガテン系は皆と言っても良いでしょう。

足場業務既従事者→短縮3時間
足場の業務経験なし→6時間

特別教育を必要とする業務
第三十六条 法第五十九条第三項の厚生労働省令で定める危険又は有害な業務
 三十九 足場の組立て、解体又は変更の作業に係る業務

以下の者は特別教育を省略出来る。 との事です。
・足場の組立等作業主任者技能講習を修了した者
・建築施工系とび科の普通職業訓練を終了した者
・とびに係わる1級または2級の技能検定に合格した者



2015・6・12 修正
また、若手の監督が辞めたいって言うとりまして
まぁ、理不尽の塊みたいな業界ですから解らなくも無いのですが
何処に行っても変わらんヨ!と言っておきました。
せっかく大手に入ってんだから今の所でやり甲斐を見つけた方が良いヨ!
と、アドバイスになります。

たいてい辞めたいって言う奴は設計がやりたかったって言うんですけど
無償でインターンシップする覚悟でも有れば、肩を押したかも知れませんね。
高さ2mを越える足場の組立解体変更に特別教育が必要になる様です。

現場で作業していると
足場をちょっと変更しなきゃいけない時ってどうしても出てきますし
何かの作業でローリングタワーを組む事もよくあります。
ですから足場鳶職だけでは無く
そう言った作業のある人はみんな取得しなきゃいけません。

元請さんは法令遵守ですが、そうでない元請企業もあります。
そう言ったぬるい所で普段仕事をしていると無資格が当たり前の人もいまして
次元の低い言い訳をしているのをよく見ます。

ルールに厳しい現場を、作業員の間で仕事し難い所と言ったりしますが
私らは逆に厳しい位の現場の方が好きですね。
ぬるい所は色々とトラブルも多く翻弄させられる事も多いですから。

日本は技術の有る人と無い人の収入に差が無い国と言われます。
さて資格って何でしょう?
それは、その仕事をするために最低限の知識を持ってますよと言う証明書です。

日本人は安全はタダだと思っている人が多いのですが
自分の身を守る為の知識習得に最低限はありません。
ナベさんという凄いシーリング屋(コーキング屋)さんに出会いました。
『構造から係わって行かないと良い仕事が出来ないんだ。』

現場管理をしているぐらいの方なら 『その通り!』 とうな付けるセリフだと思います。

どんな仕事でも見た目をきれいに体裁を整えるだけなら簡単です。
10年、20年先を考えた施工が出来るそれが良い仕事だと思います。

良い職人は怖さを知っています。
一つ一つの工程で先々に発生する故障のリスクを知っているので
それに対応した10年、20年先の事を考えた仕事が出来るのです。

修理や補修の仕事で新築から古い建物まで色々と出かけますが
体裁だけ整えた仕事にタメ息の出る事も多くあります。
残念ながらオーナーさんや発注者様にはそれは解らない事ですし
不幸の上塗りになってもいけないのでそれを説明する事はあまりしない様にしていますが
何処の建設会社さんも同じような感覚はお持ちだと思います。

『この人は凄い!』 そう感じられる職人がもっと増えなきゃいけません。
良い職人って研究熱心ですからたくさん引き出しも持っているんですから
その職人たちの意見を聞き、受け入れる事が出来て
またその違いをちゃんと理解し説明できる設計者や建設会社も増えて欲しいものですね。