延長コード

一般家庭ではテーブルタップと呼ばれる平行2芯コードの物を使いますが
現場では被覆の強いキャブタイヤコードの物が使われます。
(現場では平行2芯コードは使用できません。)
電光ドラムと呼ばれるリール式の物もありますが
発熱による短絡発火防止のためにすべて引き出して使用する必要があり
逆に邪魔になりますので、僕は電源の遠い時しか使いません。
主にこういった単純な延長コードを使用しています。
大きく分けて、写真の上にあるものが1.25㎟(数百円~)
下にあるものが2.0㎟(3~9千円)の線の太さの物でして
線の太さを、1.25スケ 2スケといった呼び方をします。
価格差がありますので、安い1.25をよく購入していましたが
ちょっと無理な使い方をすると、すぐに発熱により溶けてしまいます。
表記的には1200ワットまでOK!などと書かれていますが
それはどうやら短時間の事のようでして・・・
また、表示電力(W)数が比較的低くてもオンオフを繰り返す使い方をすると
モーター類は起動時には表示の3倍以上の電力を使いますので
延長コード自体が発熱し、被覆が溶けてひどい時には発火します。
それで最近は2㎟のコードを購入するようにしていますが
1.25㎟の物は消耗雑品と割り切っているものの
低電力のものにしか使わなくなったので壊れなくて
すべて2㎟の物になるにはもう少し時間がかかりそうです。
考えてみれば、自宅で使うテーブルタップも2㎟の物をチョイスするべきですね。
本設に使うVAケーブルでも15Aなら2㎟になります。
さて、写真下の2㎟の中で左のオレンジとグリーンの物は2P接地付きと呼ばれる物で
いわゆるアース付きのコードとなります。
少し前までは二重絶縁構造の電動工具であれば2P(2芯)でも良かったのですが
工事現場では接地付きの3芯コードの使用が義務付けられています。
建設会社により少し使用基準にバラツキがあるので
ローカルルールに近いかも知れませんね。
まァ、推奨とされる基準がどこかにあるのでしょう。