回転工具のリスク
断面積が大きくなってくるとチェンソーの出番になります。
実際にはこれぐらいの高さでは下からの足場を使用しますが
どうせならと、フォールアレストのシステムで試してみました。
IRATA資格の更新には一定の実務時間も必要ですし…
ツリーケアなどのロープアクセスではチェンソーも使うらしいのですが
ロープの処理をどうやってるのか?
回転工具の中ではチェンソーが最もヤバイと思われます。
ジェイソン自爆なんて笑い話では済みませんからね。
今回はフォールアレストだけですが、これにワークポジショニングが加わると
さらにロープの処理がやっかいになると思われます。
ベビーサンダーなどの回転工具を使用する場合は
パイプでロープをカバーすると聞いたことがありますが
その場に応じたリスクアセスメントが必要になり、情報交換からアイデアもいただきます。
チェンソーの場合、ロープからどう遠ざけるかが問題となり
それを考えるとやはり下向き作業が良いと思われます。
余ったロープはチェンノットにしておけば、比較的ロープの長さ調整も簡単ですし
チェンソーとは反対の腰にぶら下げて巻き込まれ防止にもなります。
何れにせよキックバック状態になった時にコントロールできる体制を取っておく必要もあり
また、ベビーサンダーでも回転速度を調整できる物などありますから
自分でコントロールできる出力の回転工具を使用するべきであると考えられます。