天秤棒

昭和初期の写真ではなくて…
実は今日の作業のひとコマです。

けっこう便利なんですヨ! (笑)
日本では天秤棒を昭和30年頃まで一般的に使っていたようです。
写真は十数ケ所ある、逃げ杭の補強をするためにモルタルを運んでいます。
逃げ杭 : 遣り方の一種、基礎工事前に建物の柱芯や通り芯位置を印た木杭など。
杭工事や基礎工事で使う墨出し測量の基点となる。
バケツに練ったモルタルを両手で持つと、かなりしんどいのですが
天秤棒を使うと排水のために掘ってある溝なんかも、ヒョイヒョイと乗り越えて行きます。
数年に一度くらいしか使いませんけど、たまには役立っていまして
能力的には、片側30kgの両側で計60kgくらいの運搬はできます。
法的に重量物の取扱いは、成人男性一人なら55kgまでなのでそれなら楽勝です。
今度、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で作ってみましょうか。
それなら今時っぽくて笑われないんじゃないかな…