物作りのスビリット
直せと言われれば、なんでも直すのですが
『とりあえず、大森に言っとけば何とかするだろう!』
みたいな所がありまして、毎日色んな人に色々と鍛えられています!
考えてみればロープアクセスの入口もそんな感じだったと思います・・・ (笑)
それで、今回 『何とか直らんかねェ。』 と相談されたのは
ミルクパン、鍋です。 (まァ、雑貨や家具もよく頼まれます。)
何十年と言われたかな? 40年って言われたような気がするのですが
ずいぶんと使い込まれたミルクパン、使い勝手が良くて気に入っていらしたとのこと。
その木製のもち手(ハンドル)が割れても我慢して使っていたのだけど
そのハンドルを何かで作って! と・・・
『しばらく時間下さいネ!』 と預かり帰りまして
何か堅木を削って作ろうかなんて考えていましたが
この鍋、長く使い込まれたわりにはそのハンドル意外はガタは無くて
よく見れば結構しっかりした作りなんです。
それで、刻印を頼りにインターネットで検索してみましたらありました!
小林工業株式会社 ラッキーウッド
問い合わせをしたところ、すでに製造はしていないものの
ハンドルの在庫ありとお返事をいただき、早速送ってもらいました。
こんな小さな鍋でも、建物でも同じですが
長い年月を経過して、魂を注がれた製品かがはっきり判るんですね。
今回は物作りのスビリットを垣間見た気がします。