防火戸が開かない
昨年の熊本地震で多く発生したそうです。
鉄筋コンクリート造の建物で主にマンション
地震直後に各住戸の玄関ドアや避難階段の常閉防火ドアが
歪み開かなくなり閉じ込められると言った事例が有ったそうです。
マンションの各住戸の玄関ドアも防火戸ですから
たいていが鉄製そして常閉、枠が歪めば開かなくなります。
最近は地震で歪んでも開くドアも有りますが
まだ、そうでは無いものが大部分です。
共用部に出れても地震でエレベーターが止まり
避難階段に出る防火戸が開かなければ建物内に閉じ込められますし
また、その閉じ込められる恐怖は相当なものだったと思います。
火災の時は安全に避難するめにはとても大切な防火戸も
地震の時に開かなくなり避難の妨げとなってはいけませんね。
今後は改善されると思いますが、既存建物ではその相反する課題は残ります。
最大の防災は、いざの時どうするかの避難計画を作っておくことです。
地震の時にドアが開かなくなり閉じ込められる可能性もある。
その時はどう対処するのか?
また、火災の時はどう避難するのか?
地震の時、火災の時、それぞれで計画を作っておく必要があります。
少なくとも
地震で、たとえ頑丈な鉄筋コンクリート造の建物であっても
鉄製のドアが開かなくなり閉じ込められる危険がある事は
覚えておいてほしいと思います。