珪藻土の下地処理 (リフォーム編)
既存の仕上げはビニールクロスです。
このビニールクロスを剥がすか剥がさないか
賛否両論ありますが、僕はケースバイケースだと考えています。
剥がせば、裏紙が残りこれをきれいに剥がすのはとても困難であり
剥がさないと仕上げに影響のある場合もあります。
いずれにせよ知識と経験が必要です。
今回は、剥がさずに珪藻土にリフォームする下地処理です。
まずは、クロスの付着状況は部分的に剥がして確認し
当然、下塗り材との相性は前もってテストしてみます。
下地の状況により補強を入れ、写真では見えませんが
ファイバーテープとステンレスのタッカーでクロスを押さえます。
タッカーとは、ホッチキスの針を太く大きくしたようなもので
6畳一間で約3000~4000本くらい打ちます。
下地処理には手間も材料費も掛かるのでこれらを省略できる材料を
使ったりしてるところもありますが、それは珪藻土の本質を欠いた材料であり
耐久性も期待できないと思えます。
至高の仕事となれば手段も他に色々とありますが
コストも青天井となりますのでこのような工法を使う事も多くあります。
いずれにせよ、下地処理には知識と経験値が重要なポイントとなります。