フルハーネスの点検
全国労働衛生週間(10/1~7)の期間中という事で、今日は大型新築現場の朝礼で墜落静止用器具の点検に関する簡単なレクチャーをさせて頂きました。
通称安全帯と呼ばれる墜落静止用器具には点検基準が有り、作業前の日常点検と6ヶ月を越えない期間毎に事業者責任の点検が定められています。
その点検の基準は1~2㎜の損傷で交換廃棄しなさいとなっております。
えっ、そんな小さなキズで?と思われる内容です。
そんな小さな損傷でも万一の墜落時はアブソーバーが衝撃力を緩和しても4~6kNの衝撃力が掛かります。
荷重にして約400~600㎏の大きな力が掛かりますので、小さな損傷でもそれが原因でハーネスが破断し墜落を止められないリスクが有るからです。
普通はあまり気にしない内容ですが、そんなリスクが有りますよ!を少しでも意識して頂けたらと思います。
追記 『フルハーネス 点検』で検索すると点検票や点検方法などが出てきますので参考にされて下さい!
