今週は朝日系列の放送が無い山陰に出張で
残念ながらドクターXは観れてません・・・

僕もたまに使います、このセリフ。 
『私、失敗しないので。』
テレビドラマに感化されやすいというだけですが・・・ (笑)

仲間に 『私、失敗するので・・・』 と言う者がおりますが
本当は彼の方が正しいかも知れないんですねー
失敗するので対策を講ずるという意味でです。

『私、失敗しないので。』
そこを目指している人には解ると思いますが
完成度の高い仕事をするには、事前の計画が本当に大切です。
リスクアセスメントと呼ばれる予測・評価・査定・対策もその一つでして
現場でもそれが解ってはいるのですが
どちらかと言えば軽く考えられている様に受け取れる面もあります。

仕事がら、あちこちリカバリーで行きますが
行き当たりバッタリな現場って結構あるんです。
失敗しない訳が無い!


『私、失敗しないので。』
そう言い切る人が建築の現場にも増えると面白くなります。

         あぁそうそう、僕みたいにハッタリで言ってる分はダメです。
コンクリートの補修工事で外壁にモルタルを塗りました。
10㎡ほどですが最大値で約30mmもありましたので
将来的に剥落等の故障が出ない様にいくつもの手法を併用しました。
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今、建物やインフラ構造物ではこういった
モルタルやタイルの剥落・崩落リスクが社会問題化しています。

最近の新築建物では外壁タイルは貼りつけ材に柔軟性のある素材が使用された上に
複数の対策と全数検査が行われていますので長期的にも剥落等のリスクは抑えられると思います。

モルタルは今の新築ではほとんど外壁に塗る事はありませんが
この様なコンクリート補修工事ではどうしても必要になります。
ポリマー系の補修モルタルが使用されるのですが
そのポリマーに依存するのもリスクは残ります。
今回は浮きの補修に使われるピンニングに似た手法も取り入れながら
いくつかの対策を併用して出来る事はすべてやったと言えます。

仕事がら、数えきれないくらいの浮きや剥落の現実を目の当たりにして来ました。
新設時の施工不良を言うのは立証困難で無責任ですしタブー感もありますが
でも、それを疑わざるを得ない現場も沢山あります。

建材の世界も化学が進歩しケミカル、化学合成品が多く使用されています。
ただ、それに依存し過ぎると落とし穴もあるんです。

物理的に考えるとその対策はいくつも在るはずです。

これだけクローズアップされている問題だけに建築屋のメンツに係わります。
絶対に浮かさない!
意地です。
ニュースで北海道は吹雪だとか
来週から年末にかけて山陰での仕事が入っているので
今年は早めに冬タイヤに履き替えようかと考えています。

さて、山陰といえばこれから松葉ガニのシーズンに入ります。
もうソロソロですよ、解禁日は・・・
あっ、6日だそうです。
あと3日じゃん・・・

寒いですけどねェー 山陰の冬は
楽しみです!
仕事が落ち着いたらのんびりと温泉にでも・・・
と言いながらもう一年以上たちます。

長い不景気で仕事と聞けば
直ぐに飛びつく習性が身に付いてしまったのが主な原因です。 (笑)
仕事のある事には感謝ですが
忙しいのが続くと気持ちの余裕を欠いてしまいます。

私らブルーカラーワーカーですから無理して筋肉痛にもなります。
今日は背筋でしょうか、背中が痛いので先ほどからストレッチをしていますが
あまり体調が優れないと弱気にもなって来ます。

と、まとまった休みを取るために自分を納得させる理由付けをしています・・・
私の住むその地域で災害が発生し、全国ニュースで報道されています。

今日は多方面の方々よりご心配いただき、私の無事を確認するお電話をいただきました。
ありがとうございます。
気に掛けていただいている事にとても嬉しく思いました。


私は今日から出張の為、早朝に自宅を出たのですが
今思えば、ちょうど雨の一番強かった時で今回の災害が同時多発した時間帯でした。

道路はあちらこちらで川の様な状況で浸水していましたが
この様な甚大な被害が発生しているとはその時は思いもせず
時間の経過と共に入ってくる被害の情報にとても驚きました。

集中豪雨による災害は毎年のように繰り返されているだけに
今回、身近で起こったこの災害が残念ですし、悔しさも感じます。


このたびの災害でお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈りいたします。
また、被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
つい最近の日経アーキティクチャの記事です。
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建築現場で品質トラブルが多発しています。
報道されるいくかの失敗事例は氷山の一角です。

人手不足やスキル不足などの人材不足が主因とされていますが
単純に単価アップや外国人労働者投入で解決する問題でも無く
経済的な先行き不透明感も強いため業界の危機感も高まっています。

そこで、一部にはさらなる省力化でコストと品質を確保しようとする動きもありますが
本来は教育の問題ですからと人材育成に力を入れ始めている所も多くあります。

うちも内外スタッフを中心に定期的に勉強会なるものを開催していますが
そこでは俗に言うテクニカル中心のプログラムになります。
ただ、そのテクニックと共に必要なのはセンスです。
本当はセンスという感覚的能力を磨く事の方が大切なのかも知れません。

本を読む・美術館に行く・映画を観る・良い建物を訪れる・旅をする・山に登る等々・・・
色々と触れてみる経験が必要ですよね。
どんな仕事でもそうだと思いますが
少なくとも物作りのプロフェッショナルになるための大切な素養とは
心と体で感じ取るその感覚・感性だと思います。
建築業界ってのはもう焼きの回った業界
いや、焼きの回った人が多過ぎるんじゃないかと
最近よく感じさせられます。

いやー  ほんまバカばっかり・・・
って、ちょっと過激な発言・・・

まぁこんなマイナスの事を書いたりしますと
アイツは上手くいってねぇんじゃないかって思われたりするので
本当はあまり書かない方が良いのでしょうけど・・・

私らは現場で困ったり難しい案件が発生すると呼ばれます。
とりあえず私を呼べば何とかなるって思っている方もいます。
リカバリーで行く仕事も多く現場の失敗を人一倍見ているので
そう感じる事が普通より多いってのも一面あるとは思います。

でもですね、偶発的な失敗ってそんなにあるもんじゃ無くて
ほとんどが成るべくして成った失敗や事故!

あちこちの現場で現場所長さん達と話をしてると
『最近は良い職人が居なくなった!』 ってよく言われるのですが
最近の監督さん達もポンコツが多過ぎですネェ!
そもそも、現場監督の多くが
自分たちはブラック企業で働かされているって思っていますから元気も出んですわね。

仕事にちゃんとセンスと情熱のある人がまともに評価されないといけませんが
コストが優先されるあまりに失ってしまったものがたくさん有りますよね。
とある大規模施設建物の新築工事現場での塗装作業風景です。
ロープアクセスのエイドクライミングと称するテクニックにて作業しています。
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当然、元受は大手ゼネコンさんです。

基本的に建設現場ではぶら下がると言う行為はご法度とされていますので
単純に足場の最下段で鉄棒の様に両手で普通にぶら下がったとしても注意を受けます。
ですからロープアクセス技術を提案しても、拒絶反応を示されて当たり前なんだとは思います。
もっともゼネコンは基本的に一般作業員で工事を進めるシステムがありますし
こう言った基本的によく解らないものは使いたがりません。

この様な場所では多くは高所作業車を手段として使いますが
それが使えない時は基本的に足場を組みます。
それでも工程や品質管理的な理由で足場が組めない時は・・・
表には出ませんが意外と曖昧な事をしているのも事実なんですね。

ちなみにこの写真は素登りと言われる表には出せない作業風景です。
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鉄骨の仕口(接合部)のボルト部分をとび職が塗装しています。
ネットクランプを足掛かりに使い登っています。
ただ、安全帯のコネクターは足元ですし
ネットクランプからコネクターはは簡単に外れますよね。
誰が見たってNGなはずですが、これが現実!

それでロープアクセスは完全にシャットアウトでもありませんでね
ロープアクセス技術の中でもIRATAと呼ばれるシステムの安全性に納得され
こうやって採用していただける現場もあります。
それだけ今の建設現場も多様化が進んでいるのだと思います。

決してコスト的なものが理由で採用されている訳ではありませんが
結果的にコスト面や工程面で有利な結果が出るのも
ロープアクセス技術ならではのメリットです。

我々ロープアクセス技術者から言わせていただくと
一般的な高所での作業においてでもIRATAのテクニックの一部を取り入れるだけでも
ずいぶんと安全性は向上すると考えるのですが、まぁ多くは食わず嫌いだと思いますネ。

もちろんIRATAロープアクセス技術者はテクニックのみならず
安全の意識や認識の高さも国際的に高評価されていることから
IRATA有資格者指定の発注者も出始めているのも事実です。
どうなってんの建築業界? って思う様な失敗が続いています。

スリーブの位置がずれていましたとか
鉄筋が足りていませんでしたとか
手順忘れて梁が割れましたとか
そんなに難しい事でも無いだろうにと思います。
それも一流の建設会社でです。
実は身近な所でも単純な事で失敗は多く発生してしているのですが・・・

当事者では無いのでこれらがそうだとは言いませんが
当たり前の事を当たり前に進められていない現実があるように感じます。

作業員レベルでは用が済んでトイレを出ても扉を閉められない人が9割以上いますが
現場管理者レベルも最近は同じ様なモンじゃないかと感じるさせられる事も多くあります。
この感覚は物作りとは全く違う次元の話では無いはずです。

コストや時間、人や物といった様々な要因はありますが
当たり前の事を当然に行う感覚というかセンス
それを教えてくれる師もほんと少なくなったと思います。
コンクリートのひび割れは宿命とも言われます。

元々のコンクリートの性質的な要因もありますし、外部的な要因もあります。
最近は研究され品質管理も厳しいので施工的な要因は少ないと思います。
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この写真のひび割れは大きい方ですが…

基本的にはひび割れそのものが直接構造体にダメージにはなりませんが
放置すると様々なダメージに発展します。

コンクリートは水・酸素・二酸化炭素で劣化して行きますので
コンクリートの中性化が進むと建物や構造物の長寿命化にマイナスの要因となり
鉄筋の腐食にも繋がりますし漏水による内装などのダメージにも発展します。

コンクリートのひび割れは宿命と書きましたが、宿命だからとあきらめているわけではなく
どうやって割れないコンクリートにしようかと一生懸命頑張っている人も沢山いますよ!